中川ホメオパシー 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

蒼井 優 森山未來 / 百万円と苦虫女

合掌
ワケもなく藤岡 弘


毎度です。 ギャグ漫画ゲリラ・中川ホメオパシーの辻井伸行担当、ブロッケンです。

タナダユキ脚本・監督の映画『百万円と苦虫女』を観ました。 や、これは面白かった。

資格なし、特技なし、友達なしのフリーター・佐藤鈴子(蒼井優)。ある事件をきっかけに
実家に居づらくなってしまった彼女は、百万円の貯金を元手に実家を出て行く事を決意す
る。自分の事を誰も知らない場所を探し求めて、鈴子は海へ、山へ、そして地方都市へと
移り住んでいく…というあらすじ。

“自分探しの旅”という言葉はよく耳にしますが、今作のテーマはそれとは真逆の“自分
を探さない旅”。 人間、生きていたらイヤでもしがらみの一つや二つあるワケで、そう
いった面倒臭いアレコレを全部放り出して、見知らぬ土地へと行ってしまいたい…という
逃避願望って、誰にでも少なからずありますよね。で、実際にそれをやっちゃうのがこの
百万円と苦虫女』ってなワケです。

『苦虫女』とタイトルにある通り、人と接するのが苦手な鈴子がしばしば見せる戸惑いの
表情が何とも言えずキュート! どこにでも居そうで、実はどこにも居ない…そんな蒼井優
の個性が存分に発揮された役どころと言えましょう。

“自分を探さない旅”の途上で、鈴子は様々な人々に出逢うワケですが、中でも“山編”で
出逢う果樹園の跡取り息子役のピエール瀧の朴訥とした存在感たるや、いよいよ唯我独尊の
域に達しつつあると言っても過言ではないでしょう。あまりにもオイシ過ぎる佇まい。しか
も、ほとんどの作品において一言二言のセリフや、時にはセリフ無し(リンダリンダリンダ他)
の出演であるのに対して、今作の瀧がキッチリと演技している点にも注目。しかもすごくイイ
人(!)っつう設定で、あるイミ新境地なんじゃないかな、と。

続く“地方都市編”で、鈴子は同い年のバイト仲間・中島(森山未來)に恋をするんですな。初
めての恋。ウヒョー。つうか森山未來が蒼井優に告白する場面なんか、観てるこっちまで緊張
しまくりでしたよ。 そして、晴れて恋人同士になる2人。ここに来てようやく、鈴子の旅も
終わりを迎えるのかと思いきや…おっと、この先はここでツルッと話してしまうのが勿体ない
位せつない展開が待ち受けておりますので、是非とも直接本編を御覧下さい。ちなみにボクは
この映画のラスト、大好きですね。ちっともハッピー・エンドじゃないんだけど、ポジティブ
な余韻が観た後にじんわり残るというか、とにかく素敵な結末だと思います。

で、主題歌が、クラムボンのヴォーカリスト・原田郁子嬢による『やわらかくてきもちいい風
って曲なんですけど、これがまた素晴らしく『百万円と苦虫女』の内容にピッタリなんですよ。
この映画の為に書き下ろした曲だそうなので、当たり前っちゃ当たり前なのかもしれませんが、
映画を観終わった後に残るポジティヴな余韻をより一層押し広げてくれる様な、文字通りやわら
かくて、気持ちの良い佳曲。映画主題歌のあり方としては理想的なんじゃないかな、と。

つう事でキャスト良し、内容良し、主題歌良しと三拍子揃った今作。 オススメですよ、奥さん。

bannermono.gif
 
スポンサーサイト

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2009/12/18(金) 18:04:42|
  2. 映画レビュー
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

遠藤雄弥 安藤サクラ 柄本時生 / 俺たちに明日はないッス

にゃんこ2
ワケもなく仔猫

毎度です。 ギャグ漫画ゲリラ・中川ホメオパシーの保健体育担当、ブロッケンです。

さそうあきら原作の映画『俺たちに明日はないッス』を観ました。

猛り狂う10代のリビドーのほとばしりに焦点を合わせた、いわゆる“性”春映画というものは、
それこそ掃いて捨てるほど多く存在しますが、それらの多くは、例えば『69-sixty nine-』や
グミ・チョコレート・パイン』のように《リビドー + 音楽》だったり、『おっぱいバレー』のように
《リビドー + スポーツ》であったりと、『性』以外のファクターと一体となって成立しているもの
なのですが、この『俺たちに明日はないッス』は、徹頭徹尾、いさぎよいまでに、『性』だけで
構成された、まさしく純・性春映画と呼ぶに相応しい内容になっております。

病弱な同級生・トモノとヤリたくて仕方ない『ヒルマ』(柄本時生)、巨乳の美少女に思いを
寄せられるデブの『安パイ』、そしてセックスに興味津々の女『チズ』(安藤サクラ)に
翻弄される『峯』(遠藤雄弥)。 三者三様の『性のめざめ』が、夕方の再放送のドラマの
ような暗く粗い画面の中で、気だるく、淡々と繰り広げられて行きます。

このテの映画の場合、作り手の幻想や思い入れが色濃く反映されやすい為、ヒロインの
女のコが、まるで天使か女神の様な描かれ方をする事が多いのですが、この映画に登場
する女のコ達には、そのような幻想を抱く余地など皆無。 ビックリする位フツーです。 
この辺の、女性に対するドライでニュートラルな眼差しというのは、監督が女性(タナダユキ)
であるという事が多分に影響しているのではないか、と。

映画の終盤、曇天の渚で波と戯れるトモノと、それを眺めながら、勃たないチンポを必死に
シゴくヒルマ…という、字面だけ追ったら完璧に意味不明なシーンがあるのですが、この
場面には、特殊漫画家大統領・根本敬氏いうところの『マヌケ美』が、はっきりと息づいて
おりました。 バカでスケベで心底クダラナイのに、美しくて儚いもの=青春。そのヴィジョンを
これほどまでに的確に切り取った映画を、私は他に知りません。

おまけに主題歌は、銀杏BOYZによる南沙織の『17歳』の超絶カヴァー。 もう、完璧でしょ。 

◆◆オーラル学園 更新情報◆◆
・アワビさん - 244   ・のらネコミック - 172

テーマ:俺たちに明日はないッス - ジャンル:映画

  1. 2009/06/23(火) 11:18:27|
  2. 映画レビュー
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。