
ワケもなく
キラーカーンどうも。ギャグ漫画ゲリラ・
中川ホメオパシーの赤い羽根募金担当、ブロッケンです。
伊坂幸太郎原作『
アヒルと鴨のコインロッカー』を観ました。
以前からずっと『妙ちきりんなタイトルだなァ』と、気になってはいたのですが、これが
非常に面白かった。 チキショウ、もっと早く観とけば良かったッス。
『
ボブ・ディラン』、『ブータン』、『HIV』、『動物虐待』、そして『アヒルと鴨』。
てんでばらばらなこれらのキーワードが、やがてひとつの物語に収瞼していくシナリオは
ただただ素晴らしいの一言。 一体どうやったらこんなストーリーが思いつくんでしょう?
上に挙げたキーワードの中でも、とりわけ『
ボブ・ディラン』、そして彼の曲『
風に吹かれて』が、
非常に重要な役割を果たします。 ディランの曲が日本映画の主題歌として使用されるのは
みうらじゅん原作/
田口トモロヲ監督による『
アイデン&ティティ』に続き、二回目ですね。
『
アイデン&ティティ』と、この『
アヒルと鴨のコインロッカー』のいずれの作品においても、
ディランは『神様』として登場するというのは、なんとも奇妙な、けれど納得のいく偶然です。
なんてったって、あの
ビートルズ、とりわけ
ジョン・レノンにすら多大な影響を与えちゃうヒト
ですからね。 僕的にはロックの神様っつうよりも、ゴッド・ファーザーっつうイメージですが。
主演は
濱田 岳と
瑛太、そして
関めぐみ。
濱田 岳の演技って、『
プロポーズ大作戦』の頃から
思ってたんですけど、すっごい自然ですよね。 演じてる感が全然無くって。
それに対して
瑛太の演技は、何だかぎこちなくて、朴訥すぎるよなァなんて思いながら
観ていたんですけど、実はそれすらも物語の伏線だったんですね。 いやはや、ハット・オフ。
とにかく、こんなに良く出来た映画、なかなか無いと思います。 超オススメって事で。
◆◆オーラル学園 更新情報◆◆・アワビさん - 248 ・アシッドちゃん - 334 ・のらネコミック - 182
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画
- 2009/08/01(土) 11:42:01|
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