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中川ホメオパシー 

小栗旬 中村獅童 / 隣人13号

横山
ワケもなく横弁


毎度です。 ギャグ漫画ゲリラ・中川ホメオパシーのすかいらーく担当、ブロッケンです。

小栗 旬中村獅童主演の映画『隣人13号』を観ました。

村崎十三(小栗旬)は小学生時代、同級生の赤井トール(新井浩文)にゴキブリの屍骸を食わ
されたり、硫酸で顔を焼かれるなどのひどいイジメに遭っていた。 それから10年の歳月が
流れ、平穏な家庭を築いたトール。 そんな彼に復讐を果たすべく、同じアパートに引越し、
同じ職場に入社するなどして、再びトールへと接近していく十三。 しかしそれは十三の意思
ではなく、いつしか彼の心に巣食っていた凶暴なもうひとつの人格、13号(中村獅童)のしわざ
だったのだ…というあらすじ。

この映画の原作は、井上三太氏の同名漫画なのですが、『TOKYO TRIBE』等に代表される
ストリート・カルチャーに深く根ざした作品を描く漫画家という印象の強かった氏に、こういった
サイコ・サスペンス的な引き出しがあった事に、まず驚かされました。
 
さらに驚いたのが、この作品の連載が始まったのが1993年だという事。 同じく解離性同一性
障害(二重人格)とヴァイオレンスを題材にした映画『ファイトクラブ』が1999年に公開され、大き
な反響を呼んだ事を考えると、相当な先見性だったと言えますよね。

この映画の見どころは何といっても、中村獅童演じるもう一つの人格“13号”の圧倒的なブチギレ
っぷりでしょう。深夜にわめき散らしていた所を隣室の変態オヤジ(三池崇史)に注意され、衝動的
に殺すシーンなんかもう最強・最凶・最狂。  『いたいいたいいたいいたいいたい』とか叫びながら
包丁でメッタ刺しですもん。 絶対近くに住んでて欲しくないなァって、心底思いました。

…つうか、ここで惨殺されるのが三池崇史っつうのも、絶妙にくすぐられる、イイ人選ですよねぇ。
映画監督としてのキャリアも実績も十分にある方なのに、こうしてメッタ刺しにされたり、他にも
恋の門』にイメクラの店長役でチョイッと出ちゃったりする、そのフットワークの軽さが素敵です。

いじめっこ・赤井トール役を演じる新井浩文とその妻役の吉村由美( PUFFY)も、非常に適材
適所。こういう『昔、メチャクチャやってたんスよ~』って感じのDQNカップル、居ますよねェ。
 
パフィーの由美ちゃん、中村獅童に顔をべローンって舐め上げられたり、アパートの玄関口で
旦那のおポンチを無理矢理咥え込んだり(!)と、かなり体当たりな演技を披露しておりますが、
アレ、オッケーなんでしょうか? 全米のAMIYUMIファンのチビッコ達が観たらショックだろうなァ。
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2009/10/20(火) 12:26:30|
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