中川ホメオパシー 

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市川実日子 小西真奈美 / blue

仏像
ワケもなく阿修羅


どうも。ギャグ漫画ゲリラ・中川ホメオパシーのキラーカーン担当、ブロッケンでございます。

魚喃キリコ原作の映画『blue』を観ました。
最初この『なななん』っつう苗字が全然読めなくてねぇ。 そういや昔、『ナナナイン』って
ロックバンドが居ましたっけね。 のっけから余談全開で申し訳ないスけど。

高校三年の桐島(市川実日子)は、クラスメイトで目立たない存在の遠藤(小西真奈美)と
仲良くなる。 自分の知らないセザンヌの絵や外国の音楽を次々に教えてくれる遠藤に、
いつしか桐島は強い憧れを抱くようになり、やがてその思いは淡い恋心へと変わっていく。
しかし、遠藤の好きな絵や音楽が、彼女が以前付き合っていた男の影響である事を
知り、桐島の憧れに幻滅と嫉妬が複雑に入り混じって行く…というあらすじ。

…この辺りの桐島の感情の推移、もう痛いほどよ~く分かります。 ええ、分かりますとも。
私も高校ン時、大好きだったコ(女子ですよ念のため)になんとか近づきたくて、彼女の
好きな音楽を熱心に聴いたりしてたんスけど、ある日その音楽が、彼女の好きな男子が
愛聴していた音楽だったという事を知るに至りまして。 大袈裟なんかじゃなく、あん時は
マジで絶望しましたよね。 文字通り『blue』ッスわ。 フフ。(遠い目)

同性愛や妊娠~中絶という、ショッキングな題材を扱っているにもかかわらず、昨今の
ケータイ小説にありがちな『愛と感動』方面に安易に帰結しないストーリー展開のおかげで、
作品の世界観に思いきり没頭する事ができました。
加えて市川実日子の演技というか存在感そのものが非常に素晴らしかった。
彼女が目を伏せて、物憂げに頬杖をつくその仕草は、他のいかなる言葉よりも的確に、
10代の女のコが抱えているであろう『blue』を射抜いているんじゃないかな、と。

『blue』という言葉から連想されるイメージ―『海』、『空』、『不安』、『憂鬱』そして『未熟さ』の
すべてを静かに、そして正確に描いた、青春映画の佳作だと思います。

最後に一点。 遠藤(小西真奈美)が桐島(市川実日子)に薦める外国の音楽というのが、
アズテック・カメラの『ハイ・ランド、ハード・レイン』っつうアルバムなんですけど、ここで
ネオアコをレコメンドする感覚も、すっごく『blue』ですよねぇ。  ウォーク・アウト・トゥ・ウィンター!

◆◆オーラル学園 漫画紹介◆◆
・エマニエル変人
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2009/08/11(火) 14:37:46|
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