中川ホメオパシー 

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松本人志 UA 竹内力 / 大日本人

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毎度です。 ギャグ漫画ゲリラ・中川ホメオパシーの中村雅俊担当、ブロッケンです。

松本人志監督・主演の映画『大日本人』を、ようやく観ました。

松本人志演じる、風采の上がらない男・大佐藤。彼の正体というか職業は、謎の巨大
生物“獣”の脅威から、市民の平和を守る“大日本人”だったのだ…というあらすじ。

…いや、面白かった。つうかこの映画って、れっきとした“特撮映画”だったんスね!

“獣”と書いて“じゅう”と読ませるんですけど、大佐藤曰く、『我々にとって“獣”
は、別に怪しくはない』ので、“怪獣”ではなくて“獣”と呼んでいるそうです。ここ
でボク、何故か“パーマン”を思い出してしまいました。 ほら、確かパーマン
語源って“スーパーマン”の“スー”がスーッと消えて『パーマン』なんですよね。
何か、発想のベクトルが似てるなぁとか思って。 

その“獣”のフォルムが、いちいちインパクト大でして。高層ビルをリング状の腕(?)
で締め上げて引っこ抜く“締メルノ獣”、一本足でピョンピョン跳ね回る“跳ネルノ獣”、
ウンコみたいな悪臭を撒き散らす“匂ウノ獣”…などなど。特に強烈なのが“跳ネル
ノ獣”ね。 この獣、顔が竹内力兄ィなんですよ。しかも8才程度の知能しかないん
だって。 反則でしょ。

『生き物(大佐藤)と生き物(獣)が戦って、弱い生き物が死んでいく様を生き物達に見
せるという“文化”を、僕は絶やしてはいけないと思う』と、大佐藤が訥々と、しかし熱
っぽく語る場面があるんですけど、ボクはこのさりげない一言にガツーンとやられま
した。巨大生物と戦うという行為を、“正義”や“使命”ではなく“文化”と結びつけて論
じるその発想に、天才・松本人志の真髄を垣間見た思いです。 ちなみに上の発言
の中の“生き物達”ってのは“カブトムシをオモチャだと思ってる様な世代”だそうで
す。 ムシキング批判ですな。

そんな事を考えながら日々“獣”との戦いに明け暮れる大佐藤。しかし、そんな彼に
対し、一般市民は冷ややかな視線を送ります。 プライベートでは妻子に逃げられ、
年老いた祖父の将来を憂う冴えない毎日。 その上、凶悪な外来種の“獣”の登場
や、マネージャー(UA)とテレビ局が結託し、大佐藤にドッキリを仕掛けるなど、大佐
藤を取り巻く状況は次第に悪化の一途を辿ります。

そして迎える意外な結末、これには賛否両論あるようですが、ボク的には非常に納
得のいくラストでした。 一見すると極めて無責任な、フザけたオチのつけ方の様に
も見えますが、実は“現実の世界には、正義の味方の居場所はどこにも無い”とい
うシリアスな諦観を内包している様にも思えます。 最後の戦闘だけ何故か美麗な
VFXから一転、いかにも子供だましといった感じの、古式ゆかしい特撮技法に先祖
返りする点にも“正義の味方の居場所は、フィクションの中にしかない”という哀しい
事実を示唆しているかの様です。

常軌を逸したバカバカしさと深遠さが違和感なく同居する、松本人志第一回監督作。
こんなに面白いんだったら、もっと早く観とけば良かったなぁ。  
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2010/01/29(金) 18:37:34|
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