中川ホメオパシー 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

役所広司 小池栄子 妻夫木聡 / パコと魔法の絵本

舐め猫
ワケもなくペロペロ


毎度です。ギャグ漫画ゲリラ・中川ホメオパシーの竹井みどり担当、ブロッケンです。

中島哲也監督の映画『パコと魔法の絵本』を観ました。


そう遠くはない昔、変わり者の患者だらけの病院に、人々から忘れ去られたがっている
偏屈ジジイ・大貫(役所広司)と、一日で何もかも忘れてしまう女のコ・パコ(アヤカ・ウィ
ルソン
)が入院していた。 最初はパコを疎ましく思っていた大貫であったが、彼女が大
切にしている絵本“ガマ王子対ザリガニ魔人”を読み聞かせてあげている内に、少しず
つ大貫の心に変化が見られるようになって来て…というあらすじ。

下妻物語』、『嫌われ松子の一生』の中島哲也監督が贈る、感動の極彩色ファンタ
ジー。 いや、文句ナシに面白かったです。 一見して中島監督の作品と見て取れる
驚愕の映像美は今作においても健在どころか、より一層パワー・アップしており、最
ティム・バートン辺りと比較しても全く引けを取らないレベルに達しているんじゃな
いかな、と。 特に、実写もアニメもCGも全部ごちゃまぜになった様な、クライマック
スの演劇のシーンは圧巻。まさしく唯一無二、至高の映像体験だと思います。 

物語を彩る豪華キャスト陣も、映像に負けず劣らずアッパーかつハイテンションな演
技で応えております。主演の役所広司をはじめ、ほとんどのキャストが原型をとどめ
ぬ位に仮装(?)している中、唯一土屋アンナだけは、素のまんまで『パコと魔法の絵
』の世界に違和感なく馴染んでいたのはさすがでしたね。 妻夫木聡演じる元天才
子役の薬物中毒患者・室町のインパクトも強烈でした。 あんなイッちゃってる妻夫木
君の表情(かお)、初めて観たかも。

他にもオカマに扮した國村準や、小池栄子の恐(狂)妻っぷりなど、見所多数。 つう
か“狂気”を演じさせたら、間違いなく今、小池栄子の右に出る女優はいないと思いま
す。 もうね、本当に上手い。『接吻』の時の様な内に秘めたる狂気から、今作におけ
るコミカルな壊れっぷりまで、あらゆるシーンに対応できるそのレンジの広さに感動す
ら覚えます。 巨乳タレントとして売り出していた頃の彼女には、これといって将来性を
感じなかったのですが(失礼)、現在の小池栄子は断固支持でございます。

ド派手な映像&演技とは対照的に、物語の構造自体は極めてシンプル。 それどころ
か、老人と少女のふれあいを通じて生きる事の素晴らしさを描く的な、一歩間違えれば
どこまでも陳腐な内容になりかねないようなテーマなんですよね、実は。 でも、描き方
に微塵も湿っぽさが無いのと、前述した通り、徹頭徹尾ポップかつハイテンションな作
品のテイストのおかげで、途中で白ける事なく、最後まで楽しむ事ができました。

また、ガンダムエヴァンゲリヲン銀河鉄道999、果てはビート・クルセイダー
まで、作品のそこかしこにサブカル的アイテムが散りばめられているのも本作の大
きな魅力。 そう言われてみれば、役所広司の持っていた純金のライターもどことなく
往年の超合金ロボ『ゴールドライタン』っぽいカタチに見えなくもない様な…。 そうそ
う、こないだヴィレッジ・ヴァンガードに復刻版のゴールドライタンが置いてあって、超
テンション上がりました。カッコ良かったなあ。 やっぱ、男は黙って18金(メッキ)だぜ。


  続きを読む
スポンサーサイト

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2010/04/04(日) 16:43:03|
  2. 映画レビュー
  3. | トラックバック:26
  4. | コメント:0

江口洋介 妻夫木聡 宮崎あおい / 闇の子供たち

寝釈迦
ワケもなく寝釈迦



毎度です。 ギャグ漫画ゲリラ・中川ホメオパシーのハライチ担当、ブロッケンです。

阪本順治監督の映画『闇の子供たち』を観ました。 

タイ在留の日本人記者・南部(江口洋介)が、正義感の強いNGOの恵子(宮崎あおい)
と気の弱いカメラマン・与田(妻夫木聡)らと共に、闇ルートで取り引きされる臓器売買
と幼児売春の恐るべき実態に迫る、戦慄のサスペンス映画。

重い。 これはもう途方もなく重い内容です。 貧困の為身売りに出されたタイの少年
少女達が薄暗い売春宿で先進国の変態どもの性の玩具にされ、挙句の果てに生きな
がら心臓を摘出されるという、目を背けたくなる程凄惨でショッキングなシーンがこれ
でもかと続きます。 しかし、目の背けたくなる様な哀しい現実が存在するからこそ、そ
れを作品にして、問題提起していくのだという、制作者サイドの強い熱と覚悟が伝わっ
て来る内容でした。 

夢と理想に燃えるNGOのボランティアスタッフ役を宮崎あおいが好演しておりますが、
今作における彼女の立ち居振る舞いを見ていると、正義や理想が厳しい現実の前では
如何に無力であるかという事に否応なく気づかされます。 宮崎あおい江口洋介
共に、心臓移植を待つ家族の家に赴いた際、移植手術を受ける子供の父親(佐藤浩市)
が呟いた『できれば(臓器提供を)よその国に頼りたくなかったよ。石油じゃないんだから』
という嘆きに、我が国の心臓移植の現状を垣間見る思いです。

江口洋介が現地で行動を共にするカメラマン・与田(妻夫木聡)の『見たいんだけど、見
られたくない』というセリフも、妙に心に残る一言でしたね。 インターネットを利用する人
間であれば大なり小なり身に覚えのある感慨かと思いますが、ネットの匿名性を傘に
着た底無しの欲望が、時としてアジアの貧しい子供たちを性の玩具に貶めるという事実
に想いを馳せるだけで、何とも言えない暗鬱な気持ちになります。

そして今作の主人公・南部を演じる江口洋介ですが、彼の誠実な、説得力に満ちた演技
は、現実と隣り合わせのドラマと非常に相性が良く、だからこそ医者や刑事の役として多
数の作品に出演しているのだと思います。 しかし、今回はそんな彼の誠実なキャラクタ
ーを最大限に逆手にとった、驚愕の結末が用意されております。 極めて後味の悪い結
末ではありますが、ややもするとワンパターンになりがちな江口洋介の従来像を打ち壊
す事には成功していると思います。

幼児売春や臓器売買がモチーフの作品ではありますが、単なる問題提起や一方的な糾
弾に留まらず、“人間は状況に応じて加害者にも被害者にもなり得る、虚ろな存在である”
という真理を描ききった点にこそ、本作の意義を見出す事が出来るのでないでしょうか。

トータル138分、当然ながらほとんど“笑い”の無い今作。 しかし一ヶ所だけ、豊原功補
スナックでテレサ・テンの『つぐない』をしみじみ歌っているシーンだけは思わずニヤリと
させられました。  シブいぜ、功補(*´▽`*)


続きを読む

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2010/03/06(土) 19:52:53|
  2. 映画レビュー
  3. | トラックバック:27
  4. | コメント:2

妻夫木 聡 山田孝之 神田沙也加 / ドラゴンヘッド

カールゴッチ
ワケもなくカール・ゴッチ


どうも。 ギャグ漫画ゲリラ・中川ホメオパシーの公民権運動担当、ブロッケンです。

望月峯太郎の大傑作コミックが原作の映画『ドラゴンヘッド』を観ました。

…漫画を実写映画化する試みって、つくづく難儀な作業だなァと思います。
 
① 原作に登場するキャラクターと俳優のイメージが合致しない。
② 原作にあった印象的な場面がカットされていた。
③ ②とは逆に、原作にはこんな場面無かった。
④ 結末が全然違ったものになってしまっている。
⑤ 役者の力量不足により、原作では素晴らしかったシーンが陳腐になってしまった。

…などなど、挙げていけばキリがありませんが、上記したポイントのいずれか一つにでも
該当してしまった途端、その映画の原作を愛するファンはにわかに鼻白んでしまうものです。

とりわけこの『ドラゴンヘッド』は、星の数ほどある漫画の中にあっても、特別な位置にある
作品です。圧倒的なイマジネーション、『恐怖とは何か』という深遠な問いかけ、幾重にも
謎を孕んだ世界観。 この作品を知る方のほとんどが、『ドラゴンヘッド』の映画化という
ニュースを耳にした時、少なからずネガティヴな感情を抱かれたのではないでしょうか。
ドラゴンヘッドの世界を映像で表現できるワケがない』といったように。

かくいう私も全く同じ意見でしたので、鑑賞前から、斜に構えた、ひどく不真面目な態度で
この映画にのぞんだのです。…が、思ってた以上にヒドくなかったというのが素直な感想。

トンネル内の凄惨な脱線事故現場や、変わり果てた外の世界の雰囲気などは、原作の
イメージを鮮やかに映像化する事に成功していると思います。 この辺り、ウズベキスタン
でのロケ敢行や緻密なVFXが見事功を奏しているといえましょう。

…しかしッ!テルが妻夫木 聡というキャスティングは、百歩、二百歩譲るとしても、アコ役
が、松田聖子の娘・神田沙也加(公開当時はSAYAKAと表記)ってのは、納得できんッ!
原作とのイメージの差異がどうこう論じる以前に、呑まず喰わずで何日も死の灰に覆われた
大地を歩いた人間が、どうしてそんなに健康的な肥え方をしてるんだよ、と。 揚げ足取りに
聞こえるかもしれませんが、ココ、私的にはものすごい大事なポイントなんです。

つまるところ映画は『無数のイメージの集合体』です。 絶体絶命のシーンをより迫真に近づ
ける為に、BGM、照明、舞台、メイク、特殊効果、カメラワークなど、あらゆる角度から趣向を
凝らしながら観客に『絶体絶命』のイメージを届けなければなりません。 しかし、いくら縁の下
が舞台を整えようとも、その上で演じる役者が、危機的状態に瀕しているように見えなければ、
その時点で全ての努力は水泡に帰すワケです。 これじゃ浮かばれませんわな。

ロバート・デ・ニーロが『アンタッチャブル』で、実際に自分の髪の毛を抜いてアル・カポネに
なりきろうとしたという壮絶な逸話があります。 神田沙也加も、実際にトンネル内に閉じ込め
られて、役のイメージを掴めとまでは言いませんが、せめてもうちょいやつれて欲しかった…。

…しかしある意味でドラゴンヘッドの“顔”ともいえる、『闇と仲良くなっちゃった後のノブオ』
(山田孝之)が、イメージ通りだったのが唯一の救い。 山田孝之、いいですよね。電車男から
クローズZEROまで演じきる、イイ意味での節操の無さが、私は好きです。

…ああもう、他にも言いたい事が山ほどあるんですけど、この辺でやめときます(´∀`) それでは。 


監督:飯田譲治

出演者:妻夫木聡 神田沙也加 山田孝之 藤木直人 近藤芳正 根津甚八 奥貫薫

主題歌:MISIA / 心ひとつ


◆◆オーラル学園 更新情報◆◆
・アワビさん - 246  ・アシッドちゃん - 326

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2009/07/11(土) 12:15:27|
  2. 映画レビュー
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。