
ワケもなく
阿波踊りどうも。ギャグ漫画ゲリラ・
中川ホメオパシーの潜入捜査担当、ブロッケンです。
山崎ナオコーラ原作の映画『
人のセックスを笑うな』を観ました。 すごい題名ですな。
しかし、肝心の内容は、そのインパクト大なタイトルとは裏腹に、非常に淡々としていると
いうかなんというか…あの、単刀直入に申し上げて、あんまし惹き込まれなかったんです。
思いっきり乱暴にかいつまんでしまえば、19歳の美大生・ミルメ(
松山ケンイチ)と、39歳の
リトグラフ講師・ユリ(
永作博美)、年の差20歳の2人が恋に落ちて、愛し合い、やがて、
はなればなれになるってだけのストーリー。 乱暴にかいつまんだらね。
年上の魅力的な女性にたぶらかされたいとも、(当たり前ですが)年下の可愛い純情BOYを
たぶらかしたいとも思った事のない私が、イマイチ感情移入しきれなかったのは、当然っちゃ
当然なのかも。それよかむしろ、
松山ケンイチに密かな恋心を寄せているのに、どんどん永作
の色香に溺れていく松ケンの姿を、傍らでヤキモキしながら眺めている事しかできない同級生・
えんちゃん(
蒼井 優)のキモチの方が分かる!って感じでした。 基本、負け犬目線なモンで。
その
蒼井優が、永作に『亭主が居ながら、彼に近付くのはどうして!?』ってカンジで詰めよる
場面があるのですが、そこで永作が一言『だって…さわってみたかったんだも~ん』だって。
このセリフ、ゴリンゴリンの童貞中学生から発せられたら、途端に不潔(?)で侘びしいムード
が漂い始めるクセに、永作のクチから発せられるとアラ不思議。いやらしさ皆無。 何故だっ。
あと、余談ですけど、もうひとりの同級生役の
忍成修吾クンが着ているナイロンジャケットが
ヘンテコな色合い(オレンジとグレーと黄色)で、本編と無関係に、もんのすごく目立ってました。
わざわざそんなミクロな部分に言及しなくたってイイじゃんと、自分でも思うんスけど、無性に
印象に残るんだもん。 多分この映画を観た人のほとんどが『ヘンテコな色合いだなァ』って
感じたに違いないとニラんでるんスけど、どうでしょう? どうでしょう?って言われてもね。
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画
- 2009/09/15(火) 11:25:19|
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