中川ホメオパシー 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

伊勢谷友介 菊地凛子 松尾スズキ / 図鑑に載ってない虫

野村
ワケもなくノムさん


どうも。 ギャグ漫画ゲリラ・中川ホメオパシーのおせち料理担当、ブロッケンです。


三木聡脚本・監督の映画『図鑑に載ってない虫』を観ました。 

雑誌編集者の俺(伊勢谷友介)は、死語の世界がどんなものなのか、実際に一度死んで
取材して来いというメチャクチャな依頼を受け、知り合いのアル中・エンドー(松尾スズキ)と
リスカ癖のある元SM嬢・小夜子(菊地凛子)と共に“死にモドキ”という虫を探し始める。
死にモドキをじわじわと水で溺れさせ、その時に発する体液を飲めば、一度完全に心臓が
停止した後、再び蘇生するらしいのだが…というあらすじ。

よく“随所に小ネタを散りばめた”なんて表現を耳にする事がありますが、この『図鑑に
載ってない虫
』は“小ネタを散りばめた映画”ではなく、ズバリ“小ネタばっかの映画”
です。核心よりも周辺、幹よりも枝葉に強い執着を見せるのが三木聡監督の芸風であり、
彼の全作品に通底する、いわば哲学と言えるのですが、その中でも今作は飛び抜けて
蛇足指数の高い一本。ストーリーを展開させる上で必要な情報と本筋に無関係な情報の
割合がおよそ3:7ってトコロでしょうか。タランティーノだってそこまでやんねぇだろって
位に無駄・無意味・無益のオン・パレード。 “床にブチ撒けた塩辛がニコラス・ケイジ
顔に見える”だの“電話ボックスにビッシリ貼られた風俗のチラシがモナリザの顔に見え
る”だのといった、狂人の寝言スレスレの小ネタを絶え間なく浴びている内に、感性のネ
ジがバカになって行く様な、ダラシの無い快感がひしひしとこみあげて来ます。

また“脇役のキャラがあまりにも濃すぎて、主役の存在感が薄れてしまう”というのが三
木作品の特徴ですが、今作もその例外ではありません。松尾スズキ岩松了ふせえり
松重豊村松利史森下能幸笹野高史といった超・個性派キャスト陣の怪演に、
伊勢谷友介、思いっきり喰われちゃってます。 

さらに“乞食の巣”だとか“菊地凛子の手首のリスカの痕を利用してワサビをすりおろす”
といった、極めてダークかつ不謹慎なネタを、他のしょうもない脱力ネタの中にしれっと
織り交ぜてくるのが今作の最大のポイント。 つうかボク、ためらい傷をネタにして笑いを
取りに来る映画なんて、生まれて初めて観ましたよ。 他にも松重豊がカンボジアで出逢
った恋人が、意味もなく浜辺で地雷を踏んで爆死(!)したり、美人編集長役の水野美紀
屁をこいた拍子にウンコを漏らしたりと、もう何でもアリ状態。 カンボジア=地雷=爆死と
いう極めて安直な発想を躊躇する事なくギャグに転化してしまう、その無邪気な感性がた
まりません。

ちゃんとした映画を“作れない”のではなく“作りたくない”三木監督の心意気と執念が
炸裂した最高にデタラメな一本。 決して万人受けするユーモア感覚だとは思いませんが、
ボクは断固支持です。 ガッテンガッテン!
 
最後に余談なんですけど、ウィキペディアによれば松尾スズキ演じるアル中の男・エンドー
って、実はドラマ『時効警察』にもさりげなくゲスト出演しているんですって。 マジかよ。
早速今から録り貯めといた『時効警察』をチェックしてみよっと。
スポンサーサイト

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2009/12/31(木) 17:48:09|
  2. 映画レビュー
  3. | トラックバック:2
  4. | コメント:0

阿部寛 中谷美紀 / 自虐の詩

ストロング金剛
ワケもなくキラーカーン

おコンバンワ。 ギャグ漫画ゲリラ・中川ホメオパシーの夜泣き担当、ブロッケンです。

映画『自虐の詩』を観ました。 いやぁ、超面白かったです。

主演:阿部寛中谷美紀、監督:堤幸彦という事ですが、堤幸彦阿部寛は『トリック』で、
中谷美紀とは『ケイゾク』でがっぷりとタッグを組んだ間柄ですので、今回のキャスティングは
鉄壁の布陣と言えましょう。

脇を固めるキャストも、西田敏行、カルーセル麻紀、松尾スズキ、遠藤憲一と、いずれ劣らぬ
クセ者ぞろい。 
つうか、阿部寛×遠藤憲一っつう組み合わせ、何か見覚えあるなァ…って思ったらこの2人、
現在放送中のドラマ『白い春』コンビじゃないですか。 う~ん、濃いっスね!

何といっても今作の見どころは、阿部寛のパンチパーマ×チンピラ・ルックでしょう。 
何つうかもう、ハンパないヴィジュアル・ショックです。 この、オイシ過ぎる装いで
バッシバッシとちゃぶ台返しをカマしてゆく時の阿部寛の目ヂカラったらありません。
この場面だけでも十分に観る価値アリ、です。 マジ圧巻ですから。

対する中谷美紀もどっこい負けちゃおりません。 ただひたすら平凡な幸福を願う
貧乏臭い顔の女、幸江を演じているのですが、フツーこういうヨゴレ役を美人女優が
演じても、当たり前っちゃ当たり前なんですけど、ベースがお美しいので、どうしても
ヨゴレきらないというか、その奥の美しさがどうしても役の妨げとなり、ともすると
逆に興ざめしてしまう…なんて事もしばしばあったりするモンなんですけど、ここでの
中谷美紀はスゴイ。 どこから見ても『みすぼらしい薄幸女』と化しております。
これって、並大抵の役作りじゃ辿り着けない境地なのではないでしょうか。

さらに物語の後半で、昏睡状態の幸江が夢の中で少女時代から現在までの生い立ちを
振り返るという場面が続くのですが、イサオ(阿部寛)と出会う直前の幸江は、1万円で
何でもヤラせてくれるシャブ中の街娼にまで身をやつしているのですが、ここでの演技も
また圧巻。 キッチリとアバズレしちゃってます。 

これらの文字通り体当たりの演技が高く評価された中谷美紀は、第31回日本アカデミー賞
優秀主演女優賞を獲得していますが、まさに納得の受賞ですよね。

トータルタイム115分と、決して短い尺ではありませんが、主演2人の圧倒的な演技と
堤幸彦のテンポ良い演出が絶妙な相乗効果を生み、まったく時間の長さを意識させません。

超オススメ!の一本でございます。 

◆◆オーラル学園 更新情報◆◆
・のらネコミック ‐ 163

テーマ:◆◆ 阿部寛 ◆◆ - ジャンル:アイドル・芸能

  1. 2009/05/19(火) 00:10:53|
  2. 映画レビュー
  3. | トラックバック:2
  4. | コメント:2
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。