中川ホメオパシー 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

麻生久美子 加瀬亮 風間杜夫 / インスタント沼

河童





どうも。 ギャグ漫画ゲリラ・中川ホメオパシーの乱反射ガール担当、ブロッケンです。

三木聡脚本・監督の映画『インスタント沼』を観ました。

ジリ貧でリアリストのOL・沈丁花ハナメ(麻生久美子)は、自らが手がける雑誌が
廃刊に追い込まれたり、母親(松坂慶子)が沼に落っこちて生死の境をさまよった
りと、文字通り“ドロ沼”な毎日を送っていた。 ひょんな事から手に入れた一通の
古い手紙を頼りに、ハナメは生き別れの父親かもしれない男・沈丁花ノブロウ(
間杜夫
)の元を訪ねる。 骨董屋を営むノブロウのイイ加減な性格に呆れっぱなし
のハナメ。 しかし、次第にハナメ自身も骨董に興味を持ちはじめ、ついに自ら骨
董屋を開業する事を決意する。  しかし、なかなか商売が軌道に乗らず、クサる
ハナメ。 そんなハナメに対してノブロウは、『物事に行き詰まったら 水道の蛇口
をひねれ!』という謎の教えを伝授する…というあらすじ。

ドラマ『時効警察』シリーズをはじめ、三木 聡監督の関連作品は、ほとんどチェ 
ックしております。エッヘン。 で、前作『転々』も、三木監督の持ち味である脱力
ユーモアとおびただしい蛇足、そしてほんの少しのせつなさが絶妙にブレンドされ
た、大好きな作品でした。 そして今作『インスタント沼』ですが…うーん、思って
た程グッと来なかったんだよなあ。
 
もちろん随所に散りばめられた小ネタの数々にはいちいちニヤリとさせられました
し、三木作品にゆかりのある個性派キャスト(岩松了ふせえり江口のりこ
野高史
ほか)もズラリ総出演だし、主演の麻生久美子はオシャレでカワイイしで、
決して退屈だったって訳じゃないんスけど、なぜか胸に残るモヤモヤ感。

加瀬亮演じる草食系パンクロッカーの“ガス”も、“あの加瀬亮が、こんなトンガっ
た格好をしてる”というギャップ以外に、取り立てて面白味の無いキャラで、胸の
モヤモヤはさらに加速する始末。 うーむ。

“無意味である”という事を徹底的に追究するのが三木作品の特徴で、それこそ
がボク的に一番シビレるポイントだったりするんですけど、この『インスタント沼
に関して言えば、いまいち無意味指数が低いように感じたんですね。 ついでに
言えば不謹慎指数も低かった。 で、それらが低下した分だけ新たなサムシング
が作品に付加されていたかっつうと、正直そんなんでもなかったりして、その辺り
のどっちつかずな感じが、胸のモヤモヤを誘発してたんだと思います。

久しぶりに再会した憧れの先パイが、見るも無残なうすらハゲになってたり(亀は
意外と早く泳ぐ
)、手首のリスカの傷痕を利用してワサビをすりおろしたり(図鑑に
載ってない虫
)といった、“意味なんか無いし、笑ってイイ所なのかどうかも怪しい
んだけど、笑わずにはいられない”シチュエーションを描く天才=三木聡のデタラ
メなユーモア・センスを、遠慮せずにもっともっと見せつけて欲しかった。 そうす
れば胸のモヤモヤなんか 一瞬で消し飛ぶのに…みたいな気持ち悪いポエムを、
彫刻刀かなんかで教室の机に刻み付けたい。 そんな気分でございます。 

…あ、でも松阪慶子が映画の冒頭で何気なく言った『たまには、ありえないモノ
とか見なさいよ?』というセリフは、何故かジーンと来ました。 つうか俺も、ありえ
ないモノとか沢山見たいですよ。 たとえば…UFOとかぁ、幽霊とかぁ、つかみあ
いの大ゲンカしてるW浅野とかぁ、手ェつないで空中遊泳してるW浅野とかぁ。


続きを読む
スポンサーサイト

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2010/05/15(土) 13:59:37|
  2. 映画レビュー
  3. | トラックバック:18
  4. | コメント:0

松阪慶子 森田直幸 加藤夏希 / 大阪ハムレット

マッチョ・ドラゴン
ワケもなくマッチョ・ドラゴン


毎度です。 ギャグ漫画ゲリラ・中川ホメオパシーの藤波辰己担当、ブロッケンです。

森下裕美原作の映画『大阪ハムレット』を観ました。

久保家の母親・房子(松坂慶子)には、年の割にオヤジ臭い長男・政司(久野雅弘)、
ケンカに明け暮れる不良の次男・行雄(森田直幸)、そして女のコになるのが夢という
三男・宏基(大塚智哉)の、三人の息子達がいた。ある日、突然亡くなった父親(間寛
)の葬儀に、見ず知らずのおっさん(岸辺一徳)がやって来る。それ以来おっさんは、
どういう訳か久保家に住み着いてしまう…というあらすじ。

大阪を舞台に繰り広げられる、悲喜こもごもの人情模様を描いたヒューマンドラマと
いった趣の今作。 すっごく面白かったです。

不良の次男坊役の森田直幸、イイですね!演技が非常に自然で達者だってのもポ
イントなんですけど、それよりも僕は森田直幸の顔面力、ここに着目したい。何つう
のかな、顔面Vシネ指数が年齢の割に高過ぎるというか、どうしてその若さでそんな
に苦み走ったイイ表情が出来るんだと。そういえば彼、確か『色即ぜねれいしょん
にも今作と同様、不良役で出演してましたっけ。何にせよイイ顔だなァ。 よし、こうな
ったら森田君には、ポスト哀川翔を目指して、Vシネ街道を邁進して頂きたい!フフ。
勝手な事ばっか言ってますけど。

加藤夏希演じるファザコン女・ユカと、彼女に想いを寄せるオヤジ臭い長男・政司と
のエピソードも切なくて良かったです。物語終盤、政司が加藤夏希をおんぶして駅
のホームを歩くシーンがあるんですけど、政司の小脇からスラリと伸びた加藤夏希
の足が妙に艶っぽくて、思わずソワソワしちゃいました。  俺もおんぶしてぇ!って
感じッス。
 
また、松坂慶子の年の離れた妹役として本上まなみが出演しているのですが、若く
してガンに冒された彼女が、大好きなロリータ・ファッションに身を包んだまま、静か
に息絶えるシーンも、実に印象的でした。 普通、30過ぎの女性がこういった少女趣
味全開の格好をすると、少なからず痛々しさみたいなモノが漂ったりするのが世の
常かと思うのですが、本上まなみの場合はそういった痛々しさは皆無。 ビックリす
るほど似合ってました。 やっぱアレか、綺麗なおねえさんってのは、どんなカッコし
ても綺麗って事なんでしょうかね。 

そんな本上まなみが遺した洋服を仕立て直して作ったドレス。 そのドレスに身を包ん
だ三男・宏基(大塚智哉)がシンデレラに扮して劇の発表会で踊るシーンは、今作のハ
イライトと言えるでしょう。同級生の心無い中傷や、父兄らの好奇の視線に晒され、挫
けそうになりながらも最後までシンデレラを演じきってみせた彼の姿にしみじみ感動。 

生きる事の不条理さ、そしてままならなさを、重苦しいタッチではなく、関西特有のあっ
けらかんとした陽性のグルーヴに乗せていきいきと描いた、素晴らしい映画だと思いま
す。  オススメですね。

続きを読む

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2010/02/09(火) 10:52:24|
  2. 映画レビュー
  3. | トラックバック:12
  4. | コメント:0
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。