中川ホメオパシー 

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金城武 小西真奈美 石田卓也 / Sweet Rain 死神の精度

麻呂
ワケもなく公家


毎度です。 ギャグ漫画ゲリラ・中川ホメオパシーの激走!GT担当、ブロッケンです。

伊坂幸太郎原作の映画『Sweet Rain 死神の精度』を観ました。

…あの、『ALWAYS 三丁目の夕日』の時も思ったんスけど、この“ALWAYS”とか“SWEET
-RAIN”とかって横文字、果たして本当に必要なんですかね? それとも『これは原作とは別
物である』という事を暗に強調する為の、云わば予防線の様なモノなのでしょうか? 何に
せよ、蛇足感は否めませんが。

ミュージックをこよなく愛するクールな死神・千葉(金城武)が、一週間の調査の後、対象者
に死を“実行”するか“見送り”にするかを見極める…というあらすじの本作。

こういう原作付きの映画に関して、原作との相違点や共通点をいちいち取り沙汰するのはあ
まり意味が無い事だとボクなんかは思うんですね。 原作がどうあれ、映画として真っ当に
面白ければそれでイイじゃないかっていう。で、結論から言えば、この『死神の精度』も映画
として真っ当に面白かったです、ハイ。

その事実を踏まえた上で今回は、原作との相違点やら何やらについてアレコレ言及して行こ
うかな、と。 フフ。 意味が無いってついさっき言ったばかりなのにやるのかよって?やるん
ですよ。 その辺のブレ具合こそが人生の醍醐味(?)ってなモンなんです。

まずこの映画版『死神の精度』と原作の共通点として、真っ先に挙げられるのは、“オムニ
バス形式を取りつつ、一つの連続した流れがある”という点でしょう。 具体的に言えば、映
画版は、原作小説の表題作“死神の精度”と“死神と藤田”、そして“死神対老女”という
三つのエピソードを基に構成されています。“死神の精度”編では、千葉は悪質なクレーマー
に悩まされる27才のOL・藤木一恵(小西真奈美)に、続く“死神と藤田”編では、タイトル
通り義侠心溢れるヤクザの藤田(光石研)に、最後の“死神対老女”編では、高台から海を見
下ろせる美容院で働く老女(富司純子)に一週間付き添い、彼等に死を“実行”するか“見送
り”にするかを見極めようとします。

この一風変わった死神・千葉を演じるのが金城武なんですけど、冷徹さと親しみやすさとい
う相反する要素を兼ね備えつつ、良くも悪くもどこか掴みどころの無い雰囲気を持つ金城武
をこの役に抜擢したのは、実に正しい人選だったと思います。 それ以上に原作のイメージに
ピッタリだと感じたのが、藤木一恵役の小西真奈美ですね。このエピソードでは、藤木一恵
の“声”が非常に重要なキーワードになって来るのですが、小西真奈美の、あたかも鈴の音
色の様な儚さと芯の強さを併せ持つ声は、まさしくうってつけだと思います。ただ、藤木一恵
名義で映画の主題歌まで歌っちゃうという、メディアミックス的な打ち出し方については、少々
やり過ぎな印象も受けましたが。

小西真奈美とは逆に、ヤクザの藤田役を演じるのが光石研というのが、原作のイメージと照
らし合わせた時に、一瞬違和感の様なものがよぎりましたが、まァこれはこれでアリなんじゃ
ないかな、と。つうか光石研といい、彼の舎弟役の石田卓也といい、今、役の大小を問わず
に、ありとあらゆる映画に出まくってますよね。 ちょっと気を許すとすぐ登場するってカンジ。
特に光石研。 最近の邦画を10本観たら、その内の5本には光石研が出ているんじゃないか
って程にエンカウント率高し、です。 

で、今度は原作との相違点についてなんですけど、ここをぶっちゃけてしまうとネタバレ直結
になってしまうので、具体的な言及は控えさせて頂きますが、あえて言うなれば、富司純子
演じる“老女”のエピソードと、別のエピソードとの“繋がり方”が、原作と映画とで最も異なる
点でしょう。

その“原作と違う”という事が良いのか悪いのかはさておき、ボク的には映画版の“繋がり方”
も十分に楽しめたというか、むしろ映画版の“繋がり方”の方が、より伊坂幸太郎的だとすら
感じたのですが。 何にせよ、原作を経由してから映画に臨む方も、その逆の方にも楽しめ
る結末になっている事は確かなんじゃないかな、と。 

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2010/01/17(日) 18:12:38|
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