中川ホメオパシー 

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渡辺大和 臼田あさ美 / 色即ぜねれいしょん

チンチンポンポン
ワケもなくチンチンポンポン


どうもです。 ギャグ漫画ゲリラ・中川ホメオパシーのジェフ・べック担当、ブロッケンです。

みうらじゅん原作、田口トモロヲ監督の映画『色即ぜねれいしょん』を観て来ました。

舞台は1974年の京都。 仏教系の男子高校に通う乾純(渡辺大和)は、ボブ・ディランの
様な『ロックな生き方』に憧れを抱いているんだけど、学校ではヤンキーと体育会系の陰に
隠れて全然パッとしないし、家では両親が優し過ぎるしで、まるっきりロックとはほど遠い、
平凡な日々を送っていた…というあらすじ。

みうらじゅん原作×田口トモロヲ監督という組み合わせは前作『アイデン&ティティ』に
引き続き2作目。 『アイデン&ティティ』は、当時人気絶頂だったバンド『ゴーイング・ス
テディ
』を解散させたばかりの峯田和伸が主演に大抜擢され、話題を呼びましたが、今作
においても約2000人の候補者の中から、現役高校生にしてバンド『黒猫チェルシー』の
ヴォーカリストでもある渡辺大和君が選ばれております。今回が初めてとは思えないほど、
のびやかで情感豊かな演技は、ただただ素晴らしいの一言。 そんでまた、彼の顔が若い
頃のみうらじゅん御大にどことなく似てるってトコも何気にポイント高し、です。

他にも前述した峯田和伸(銀杏BOYZ)や、これまた演技初挑戦の岸田 繁(くるり)など、
役者畑以外からの大胆な起用が目立ちます。 峯田の演技力、というかスクリーンの中に
おける圧倒的な存在感は、すでに数々の作品で立証済みですが、それよりも驚かされたの
は、くるり・岸田のナチュラルかつルーズな演技! ネイティヴな京都弁も相まって、胡散臭
い家庭教師=ヒッピーを見事に演じきっておりました。 岸田、もっともっと映画に出るべき
だと思う。

そして、隠岐島で出会う『白ビキニ』の美少女・オリーブ役を演じる臼田あさ美のカラダの張り
っぷりには、爆笑を飛び越えて、感動すら覚えます。 ゲロかけられたり、ノーブラで乳首立た
せたり、ヒワイな単語を大声で叫んだり、しまいには陰毛スケスケの水着で渚を駆けたりする
事をいとわない女優が、今、この国にどれだけ居るというのでしょうか?  や、たくさん居たら
それはそれで嫌なモノがありますけど。 とにかく臼田あさ美は、この作品で女優として確実に
ネクスト・レベルに突入した事は間違いありません。  

ケンカに明け暮れるでもなく、スポーツに打ち込むでもなく、女にモテるワケでもない、平凡な
文化系男子=『イヌ』。 劣等感や焦燥感に衝き動かされながら、少しづつ自分自身を発見して
いく彼の姿は、滑稽でブザマで、だからこそ感動的なのだと思います。 この映画を観て泣くか
笑うかは、人として、というか、『男子』として、大きな分水嶺。 不覚にも泣いちゃった人の青春
時代って、きっと超イケてない、モッサリとした季節だったんでしょうね。 でもボクは、そういう人
とこそ、濃く深く付き合っていきたいんだっ。 だって…ボクも泣いちゃった側の人間なんだもん! 続きを読む
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2009/09/12(土) 12:04:22|
  2. 映画レビュー
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宮崎あおい 佐藤浩市 勝地涼 / 少年メリケンサック

ラクガキ
ワケもなく壁にラクガキ


毎度です。ギャグ漫画ゲリラ・中川ホメオパシーの橋田壽賀子担当、ブロッケンです。

宮藤官九郎監督・脚本の映画『少年メリケンサック』を観ました。 超面白かったッス。

ある日動画サイトで見つけたパンクバンド『少年メリケンサック』のライヴ映像にビビッと
来たレコード会社の新人発掘担当・栗田かんな(宮崎あおい)は、早速意気込んで契約
交渉に向かう。 しかし、かんなの前に現れたのは50歳の大台に乗った酔っ払いのオヤ
ジ(佐藤浩市)だった。かんなの見つけた動画は25年も前のものだったのだ。焦る彼女と
は裏腹に、ネット上で日々過熱して行く少年メリケンサックの人気。そうこうしている内に
全国ツアーも決定してしまう。 果たしてかんなと少年メリケンサックは、奇跡を呼び起こ
す事が出来るのか?…というストーリー。

まず何と言っても、冒頭の臨場感溢れまくりのライヴ・シーンから、いきなりこの『少年メリ
ケンサック
』の世界観にグッと引き込まれます。 若かりし頃のヴォーカル・ジミーを演じる
のが銀杏BOYZ峯田和伸。 金髪のマッシュルーム・ヘアを振り乱しながら客に噛みつ
く様に叫び散らすその姿は、全盛期のイギー・ポップかっつう程の大迫力。しかも、25年
後の、半ば廃人状態のジミーを、かつてパンクバンド『ばちかぶり』のヴォーカリストとして
活躍し、現在では個性派俳優としての地位を確固たるものとした田口トモロヲが演じてい
るのもニクイ!新旧パンク・ヒーロー揃い踏みといった趣でございます。

また、劇中で使用される楽曲のほとんどが作詞:宮藤官九郎 / 作曲:向井秀徳のタッグ
で製作されている点も見逃せません。楽曲のバリエーションも、アイドル歌謡、テクノポップ、
ダブ、エモ、へなちょこフォークと実に多彩。 ZAZEN BOYSとはまた違った向井氏のポ
ップな側面が遺憾なく発揮されております。 個人的には『アンドロメダおまえ』がイチオシ。

佐藤浩市木村祐一三宅弘城田口トモロヲといった、むさ苦しい中年パンクス達に終
始翻弄され続ける宮崎あおいの愛くるしさも、この作品の大きな見どころ。
彼氏役の勝地涼とベッドの上でイチャイチャするシーンとかもうヤバいです。 萌え死に必至。

物語はクドカンらしいアッパーかつダークなギャグを随所にちりばめながら、終始躁病的な
テンションで進んでいきます。 しかし、ギャグで巧妙にカムフラージュしつつも、締めるべき
トコロはビシッと締めてくるのがクドカン作品の特徴。 『(パンクは)アニメや深夜番組の主題
歌に成り下がっちまった』、『ガキの頃は大人に笑われて、大人になったらガキに笑われて、
今さらカッコつけてどうすんだ!』、『今さら年下のバンドなんか聴けねェよ!』辺りのセリフ
が特に染みる。 若さの盛りをとうに過ぎた中年パンクスの哀愁&滑稽さを的確に射抜いてます。

爆笑と興奮と哀愁と、宮崎あおいのキュートさ爆発の125分。  オススメですよ、奥さん。

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2009/08/29(土) 12:45:39|
  2. 映画レビュー
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瑛太 濱田岳 関めぐみ / アヒルと鴨のコインロッカー

ストロング金剛
ワケもなくキラーカーン


どうも。ギャグ漫画ゲリラ・中川ホメオパシーの赤い羽根募金担当、ブロッケンです。

伊坂幸太郎原作『アヒルと鴨のコインロッカー』を観ました。 
以前からずっと『妙ちきりんなタイトルだなァ』と、気になってはいたのですが、これが
非常に面白かった。 チキショウ、もっと早く観とけば良かったッス。

ボブ・ディラン』、『ブータン』、『HIV』、『動物虐待』、そして『アヒルと鴨』。
てんでばらばらなこれらのキーワードが、やがてひとつの物語に収瞼していくシナリオは
ただただ素晴らしいの一言。 一体どうやったらこんなストーリーが思いつくんでしょう?

上に挙げたキーワードの中でも、とりわけ『ボブ・ディラン』、そして彼の曲『風に吹かれて』が、
非常に重要な役割を果たします。 ディランの曲が日本映画の主題歌として使用されるのは
みうらじゅん原作/田口トモロヲ監督による『アイデン&ティティ』に続き、二回目ですね。

アイデン&ティティ』と、この『アヒルと鴨のコインロッカー』のいずれの作品においても、
ディランは『神様』として登場するというのは、なんとも奇妙な、けれど納得のいく偶然です。
なんてったって、あのビートルズ、とりわけジョン・レノンにすら多大な影響を与えちゃうヒト
ですからね。 僕的にはロックの神様っつうよりも、ゴッド・ファーザーっつうイメージですが。

主演は濱田 岳瑛太、そして関めぐみ濱田 岳の演技って、『プロポーズ大作戦』の頃から
思ってたんですけど、すっごい自然ですよね。 演じてる感が全然無くって。 
それに対して瑛太の演技は、何だかぎこちなくて、朴訥すぎるよなァなんて思いながら
観ていたんですけど、実はそれすらも物語の伏線だったんですね。 いやはや、ハット・オフ。

とにかく、こんなに良く出来た映画、なかなか無いと思います。  超オススメって事で。

◆◆オーラル学園 更新情報◆◆
・アワビさん - 248 ・アシッドちゃん - 334 ・のらネコミック - 182

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2009/08/01(土) 11:42:01|
  2. 映画レビュー
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