
ワケもなく
不審者どうも。 ギャグ漫画ゲリラ・
中川ホメオパシーのペ・ドゥナ担当、ブロッケンです。
三池崇史監督の映画『
神様のパズル』を観ました。
ロックをこよなく愛する寿司屋見習いの綿貫基一(
市原隼人)は、急遽タイに留学して
しまった双子の弟・喜一に大学で代返をして欲しいと頼まれる。 しかし、担当教授の
鳩村(
石田ゆり子)から、不登校の天才少女・穂瑞サラカ(
谷村美月)をゼミに参加させ
て欲しいと頼まれた基一はしぶしぶサラカの家に行く事に。そこで、基一が不意に発し
た“宇宙をつくる事ができるのか?”という問いに興味を示したサラカ。果たして基
一とサラカは、本当に宇宙を作り出す事が出来るのだろうか…?というあらすじ。
この映画には『対称性のやぶれ』、『ひも理論』、『反物質』といった、宇宙創造にまつ
わる超難解な概念が沢山出てきますが、はっきし言ってボクにはちんぷんかんぷ
んでした。で、
市原隼人演じる綿貫基一も我々と同じくちんぷんかんぷん状態。それ
に対し、天才少女・サラカ(
谷村美月)や、
黄川田将也や
石田ゆり子等ゼミの面々が分
かり易く説明してくれるので、ちんぷんかんぷんでも一安心。つうか今作のポイント
は宇宙科学の理論が云々って事よりも、人工授精により生まれ、父親の顔を知らずに
育ったサラカの閉ざされた心の闇が、徐々に狂気を帯びて行くという点にあるので、
ぶっちゃけ理論とかってのは、しっかりと理解できずとも、十分にこの映画を楽しむ
事が出来るんじゃないかな、と。
それはさておき、
谷村美月演じるサラカの衣装なんですけど、これがまたそこはかと
なく無防備というかエロいというか。水色地のアディダスのジャージ上下という、体
育の授業みたいな装いなんですけど、ジャージ上の胸元のチャックは思いきりはだけ
ており、その下は胸の谷間が強調されたチューブトップ。エローい。で、ジャージ下
もホットパンツかっつう位にまくり上げていて、スラリとした美脚を惜しげもなく披
露しております。鼻血ブーですわ。その上自分の事を“ボク”とか呼んじゃうんだも
んなぁ。たまらんぜよ~って感じですわ。つうかこんな下世話なトコにばっか目がい
っちゃう俺ってどうなのって感じなんですけど、
三池崇史監督も“意図的にエロく
撮った”みたいな事をどっかでおっしゃっていたので、すっかり三池監督の掌(てのひ
ら)の上で踊らされてるってワケですね、ボク(゚ω゚)
この『
神様のパズル』、原作小説の方は未読なんですけど、読まずとも“ああ、ここ
は絶対に映画オリジナルなんだろうなァ”っていう場面が多々ありました。何てった
って、鬼才・
三池崇史ですからね。あの『
DEAD OR ALIVE』を撮ったお方
ですよ。そりゃもう何が起きてもヘンじゃない(確かミスチルでこんな曲があったよう
な)ってな具合に、心の準備は出来ていた…ハズなのに。いやぁ、やられた。
谷村
美月を救いに来た
市原隼人が、背中にしょっていたギターをおもむろにかき鳴らし、
ベートーヴェンの『喜びの歌』をロック風に歌い始めた際、何故か都合よくその場に
マイクスタンドが設置してあったのにもビックリしましたが、問題はその後ですよぉ。
これはもう是非とも実際にその眼で確認して頂きたいので、あえてここでつまびらか
には致しませんが、ヒントは“寿司”とだけ言っておきましょう。 ボクはここで大爆
笑しましたが、多分、置いてかれる人続出なんじゃないかな、と。“なんでここで寿
司が出る?”って感じ。例えるならば、戦場に赴いて、支給された武器がビニール傘
だった時のような違和感。色んな意味でタマラナイですね。この脚本を手渡された時、
市原隼人と
谷村美月はどんな顔したんでしょう?そこら辺に想いを馳せるだけで、
激しく胸が高鳴ります。
この驚愕(?)のクライマックスと、
谷村美月の、あどけなさと妖艶さが交差した肢体
が観れるというだけで、最早十分に価値のある今作。 決して名画などではありませ
んが、それがなんだってんだいってな気持ちにさせてくれる一本です。
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テーマ:谷村美月 - ジャンル:アイドル・芸能
- 2010/01/09(土) 12:35:43|
- 映画レビュー
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