
ワケもなく
赤ちゃん《あらすじ》売れない役者志望の北川(
島崎俊郎)とホステスの真弓が銀次郎(
竹内力)に
1000万の借金を申し出た。 役者の夢を諦めて喫茶店を経営しようという北川。
体を張る覚悟で嘆願する真弓の熱意に負けて銀次郎は金を用立てる。 だが、
あっけなく店は経営不振で閉店に。 実は裏で詐欺師の伊崎(
萩原流行)がサ
クラを使い、元々流行らない店を流行っているように見せかけて売りさばき、荒
稼ぎしていたのだ。 北川と真弓が伊崎に騙さたことを知った銀次郎は、取り立
ての矛先を伊崎興産に向ける…!
島崎俊郎の、本編とは1ミリも関係の無い
ストリップ・ショーを堪能できるシリーズ第13作目。 銀次郎の舎弟も竜也(
大森
嘉之)からリョウタ(
ハッピハッピー。/元・アニマル梯団)にチェンジ。
《用語解説集》・いちど罠にかかったエモノに情けをかける
ような事はせん…それがミナミの鬼のやり方や〔解説〕
ミナミの鬼は余計な情けをかけるようなマネはしない。 なぜなら、
情けは
利息にならないからである。
・CAFE & LUNCH 用心棒〔解説〕ハイセンスにも程がある喫茶店の名前。 しかし、開店からわずか1ヵ月足
らずで“用心棒”は経営に行き詰まり、後に残されたのは巨額の借金と
トイチの利
息ばかりであった。 諸行無常。
・カン違いせんように言うとっけど
ワシら見舞いに来たんとちゃうで〔解説〕 役者くずれのダメ男・北川(
島崎俊郎)の嫁が心労で入院。 で、追い討ち
をかけるように借金の取り立てにやって来た銀次郎が放った一言がコレ。
ミナミ
の鬼の名に恥じぬ非道っぷりである。
・人間の爪ゆうんは 長(なご)う伸びれば伸びるほど
剥がしやすくなるモンや〔解説〕 実はごく当たり前の事を言っているに過ぎないのだが、銀次郎のクチから
発せられると、何となく名言っぽく聞こえてくるから不思議。
・ワシら 生ゴミに群がる銀バエと一緒なんや〔解説〕 “ゼニの匂いがする所であれば何処へでもやって来る”という事を言いたか
ったのだろうが、もうちょいマシな表現は無かったのだろうか? 無かったのである。
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画
- 2010/05/06(木) 11:08:38|
- ミナミの帝王
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