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ワケもなく
キラーカーンおコンバンワ。 ギャグ漫画ゲリラ・中川ホメオパシーの夜泣き担当、ブロッケンです。
映画『
自虐の詩』を観ました。 いやぁ、超面白かったです。
主演:
阿部寛 /
中谷美紀、監督:
堤幸彦という事ですが、
堤幸彦と
阿部寛は『
トリック』で、
中谷美紀とは『
ケイゾク』でがっぷりとタッグを組んだ間柄ですので、今回のキャスティングは
鉄壁の布陣と言えましょう。
脇を固めるキャストも、西田敏行、カルーセル麻紀、松尾スズキ、遠藤憲一と、いずれ劣らぬ
クセ者ぞろい。
つうか、
阿部寛×
遠藤憲一っつう組み合わせ、何か見覚えあるなァ…って思ったらこの2人、
現在放送中のドラマ『
白い春』コンビじゃないですか。 う~ん、濃いっスね!
何といっても今作の見どころは、
阿部寛のパンチパーマ×チンピラ・ルックでしょう。
何つうかもう、ハンパないヴィジュアル・ショックです。 この、オイシ過ぎる装いで
バッシバッシとちゃぶ台返しをカマしてゆく時の阿部寛の目ヂカラったらありません。
この場面だけでも十分に観る価値アリ、です。 マジ圧巻ですから。
対する
中谷美紀もどっこい負けちゃおりません。 ただひたすら平凡な幸福を願う
貧乏臭い顔の女、幸江を演じているのですが、フツーこういうヨゴレ役を美人女優が
演じても、当たり前っちゃ当たり前なんですけど、ベースがお美しいので、どうしても
ヨゴレきらないというか、その奥の美しさがどうしても役の妨げとなり、ともすると
逆に興ざめしてしまう…なんて事もしばしばあったりするモンなんですけど、ここでの
中谷美紀はスゴイ。 どこから見ても『みすぼらしい薄幸女』と化しております。
これって、並大抵の役作りじゃ辿り着けない境地なのではないでしょうか。
さらに物語の後半で、昏睡状態の幸江が夢の中で少女時代から現在までの生い立ちを
振り返るという場面が続くのですが、イサオ(
阿部寛)と出会う直前の幸江は、1万円で
何でもヤラせてくれるシャブ中の街娼にまで身をやつしているのですが、ここでの演技も
また圧巻。 キッチリとアバズレしちゃってます。
これらの文字通り体当たりの演技が高く評価された
中谷美紀は、第31回日本アカデミー賞
優秀主演女優賞を獲得していますが、まさに納得の受賞ですよね。
トータルタイム115分と、決して短い尺ではありませんが、主演2人の圧倒的な演技と
堤幸彦のテンポ良い演出が絶妙な相乗効果を生み、まったく時間の長さを意識させません。
超オススメ!の一本でございます。
◆◆オーラル学園 更新情報◆◆・のらネコミック ‐ 163
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テーマ:◆◆ 阿部寛 ◆◆ - ジャンル:アイドル・芸能
- 2009/05/19(火) 00:10:53|
- 映画レビュー
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