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中川ホメオパシー 

榮倉奈々 勝地涼 / 阿波DANCE

toshiのフィギュア
ワケもなくTOSHI


毎度です。ギャグ漫画ゲリラ・中川ホメオパシーの小森純担当、ブロッケンです。

榮倉奈々勝地涼主演の映画『阿波DANCE』を観ました。 轟沈ですわ。

ヒップホップダンスに夢中の女子高生・川村茜(榮倉奈々)は、親の都合で徳島県は
鳴門へと越して来る事に。 そこで彼女は、阿波踊りを愛し、阿波踊りの歴史と伝
統を守らんとする造り酒屋の息子・コウジ(勝地涼)と出逢う。 最初は反発し合い、
互いの踊りを理解しようともしなかった二人だが、コウジの同級生・ユッキー(北条
隆博
)の一言がきっかけで“ヒップホップ”と“阿波踊り”を融合した全く新しいダンス
スタイル、その名も“阿波DANCE”を模索し始める…というあらすじ。

…まず大前提としてこの映画、徳島県でヒップホップダンスをやってる方達に超失礼
ですよね。 『こんな田舎じゃダンス出来ない~』とかって榮倉奈々が物語の序盤で
ブーたれるんですけど、もし仮にボクが徳島県在住のヒップホップダンサーだったら、
“フザけんじゃねえぞ”ってな感じで怒り狂っちゃうな☆

そんでさ、“ヒップホップ”と“阿波踊り”を、鳴門のうずしおになぞらえてグルグル混ぜ
合わせて、全く新しい、俺達だけのダンスを生み出そうぜ!っつうその気概というか、
ミクスチャー感覚ってんですか?その着想自体は非常に面白いと思うんですよ。でも、
面白かったのはその着想だけで、肝心の“阿波DANCE”が激しくビミョーな代物でさぁ。
その時点でこの映画の命運は尽きたって感じ。 ダサい、ってのとはちょっと違うんで
すよ。何つうのかな、イメージとしては、“ビーフシチューとクリームシチューを融合さ
せて、全く新しいシチューを模索したものの、味もインパクトもどっちつかず。こんな事
なら最初っからビーフシチューとクリームシチュー、分けて食っとくべきだった…”って
モヤモヤと悔恨する様なテイスト、とでも申しましょうか。 おお、我ながらイイ例え。

阿波DANCE”のビミョーさに呼応する様にして、ストーリー自体も、バカ方面にも青
春方面にも振り切れない、中途半端な印象が残ります。 おまけに目新しさも無いって
いう、まさにだめだこりゃ状態。 物語のラスト、榮倉奈々が東京行きの電車の窓から
外を眺めると、爆チャリ(自転車を全力で漕ぐ事)しながら勝地涼が追いかけてくるんス
よ。 ベッタベタでしょ。 で、榮倉奈々と大声で何やら言葉を交わし合い、最後に一言、
ジーンと来るようなセリフでも吐いてくれるのかと思いきや、カン高い声で『フォオーッ!』
って絶叫したのにはトホホ&大爆失笑。  マイケル・ジャクソンかお前は。

とまぁ、ここまで散々コキ下ろして参りましたが、あえて無理矢理に良かったポイント
なんぞを挙げるとすれば、榮倉奈々のしなやかな脚線美と、勝地涼の父親役である
高橋克実が、満面の笑みを浮かべながら踊り狂ってた場面…ぐらいかなぁ。 やっぱ、
阿波踊りみたいな土着的なグルーヴには、高橋克実みたいな土着的な“イイ顔”が
しっくり来ると思うんだぁ、ボク(´∀`)
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2010/01/25(月) 17:12:04|
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