中川ホメオパシー 

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谷村美月 佐津川愛美 / 海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ

マッポの手先
ワケもなくスケバン刑事


どうも。 ギャグ漫画ゲリラ・中川ホメオパシーのハーゲンダッツ担当、ブロッケンです。

太田隆文脚本・監督の映画『海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ』を観ました。  

いじめられっこで“8ミリ”を撮るのが趣味の夏美(佐津川愛美)、男勝りの柔道少女・マキ
(谷村美月)、優等生のクラス委員・美香(東亜優)、そしていじめっこの理沙(芳賀優里亜)。
互いに友達でも何でもない、ただのクラスメイトという間柄の4人を乗せた車がトラックと
正面衝突、夏美以外の3人の少女は、あえなく命を落としてしまう。 深い悲しみに暮れる
夏美。そんな彼女の元に、何故か死んだ筈の3人が帰って来た…というあらすじ。 

いやぁ、来ましたよコレは。 久しぶりに超ド級のダメ映画に巡り逢えたって感じですわ。
ここまで色んな意味で“総毛立った”映画って、それこそ『笑う大天使』以来じゃねえのか
な?…つうかさ、今フッと気付いて愕然としたんだけど、佐津川愛美谷村美月って、今
作と『笑う~』の両方に出演しちゃってんのね。つまり、二人仲良くダメ映画・二階級制覇
ってワケですか。 運命もなかなかオツな事をしてくれますな。

“トホホ”と云う名のガン細胞が作品全体に転移しちゃってて、どこからメスを入れて良い
ものやら、正直途方に暮れまくりなのですが、それでもどうにか自らを奮い立たせ、この
映画が如何にダラシの無い代物かって事を、血のインクをもって後世の為に記さなくては
ならない。 そんな“使命感”だけが、今の私の原動力なのです。  メロスは激怒したが、
俺だって相当頭にキてんだよ。

まず『海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ』ってタイトル。長すぎる。まるで観
る者の記憶に残る事を拒絶するかの如き冗長さです。しかも、こんだけ字数を稼いでお
きながら、作品の本質を射抜いてないってんだから恐れ入る。ま、そもそもこの作品に本
質なんて無いんだけど。 ちなみに、俺だったらこの映画に『クラスメイトは地縛霊』って
タイトルを冠するけどね。

海と山に囲まれた熊野古道の町、和歌山県は田辺市の自然情緒豊かな景色や古式ゆか
しい武家屋敷の街並などは、なるほど確かに息を呑むほど素晴らしいロケーション。 それ
なのに、安くてペラい深夜ドラマみたいな画質のせいで感動もバキッと半減。大体、オープ
ニングのタイトルロゴからしてインディーズのAVみたいな“やっつけクオリティ”で、その時
点からイヤな予感はしてたんだよなぁ。 とにかく、画面全体からほとばしるこの“安さ”は、
ある意味特筆モノですぞ。  

そんな“安さ”に拍車をかけるのが、キャスト陣のトホホなセリフ&演技の数々。つうか谷村
美月
佐津川愛美もれっきとした実力派…のハズなのに、どういうワケか今作だけ、呪いに
でもかかったかの様にぎごちないってのはどういう了見か。 おポンチの極みの様なシナリ
オと不自然極まりないセリフ、そして、熱やこだわりというものを微塵も感じさせない、太田監
督の残念なディレクションが三位一体となって、かように無惨な結果を招いたのでしょうなぁ。
いくら美月ちゃんが男勝りな設定だからって、夕陽に向かって『バカヤロー!』って叫んだり、
クラスメイトの襟首つかんで『テメェ…気に食わねぇな』とかって凄んだりはせんだろフツー。
本宮ひろ志の漫画じゃねェんだからさ。

物語の序盤、死の淵からよみがえった三人の前に黒いフードをかぶった死神が現れて、砂
時計をよこすんですよ。死神いわく、この世に居られるタイムリミットはあと48時間。 で、時
間になったら容赦なく迎えに来ますよ的な、いわば“ルール説明”を、テレパシーか何かで
もって、わざわざ少女達の口から語らせる場面が、とにかく不自然でマヌケなんだぁ。 ここ
まで説明的なやりとりって、生まれて初めて観ました。 噴飯モノですわ。

そんで、三人とも死んだ時刻が微妙にズレてるから、“タイムリミット”もちょっとずつ違うの
ね。 で、こっからそれぞれが思い出の場所や何かを巡る、セリフの一切無い、イメージ・シ
ーンがダラダラと8分位続くんスよ。セリフ無しで8分って。 ウルトラマンだったら余裕で怪
獣と2回半もバトル出来るじゃん。タイトル同様、長すぎるっつうの。

で、ボサボサしてても時間の無駄だから、お迎えが来る前に、やり残した事をやろうぜって
話になるんですよ。 まず最初に優等生役の東亜優が、死ぬ前に大好きなケーキをたらふ
く喰おうとするんです。 でも幽霊だから(!)、ケーキを味わう事はおろか、手で掴む事も出
来ないの。 仕方ないってんで、唯一の生存者である佐津川愛美が代わりに喰って、感想を
東亜優に聞かせるという珍企画に急遽変更するっていうね。 ええ、死ぬほど笑いましたよ。

そうこうしてる内に、死神が少女を一人連れ去り、二人連れ去りして、いよいよ残るは谷村
美月
だけになるんです。どんな夜にも必ず夜明けが訪れるように、どんな駄目な映画にだ
ってクライマックスはやって来るんです。 この、海と夕陽と何たらとか云う映画だって例外
ではござんせん。終わり良ければ全て良し。ここで一発、眠気も覚める様な感動でも、ドン
デン返しでも、とにかく何でもイイから俺のハートに揺さぶりをかけてくれ。そうすれば笑顔
でお別れ出来るじゃないか!太田隆文監督、どうか一つ! …しかし、そんな祈りも虚しく、
死神は今までと同様、事務的に美月ちゃんをあの世にさらって行っただけ。  ザケんな☆
友達(?)を一人も守れなかった佐津川愛美は、失意に暮れながら別の街へと転校する…
で、そのまま映画終了。 …あまりにもお粗末なラストに、思わず『…おお…』っつう妙な
溜息が漏れましたよ。 駄作ッ!駄作ッ!

他にも引っかかる点は、それこそ綺羅星の如くあるんですけど、それら全部にツッコミを入
れてたら世紀末になっちまうので、この辺で止しときます。冗長、散漫、不自然、稚拙etc…
いかなる言葉をもってしても到底物足りない、ダメ映画のサンプルの様な作品です。いかに
オススメ出来ないかって事を、是非ともその目で確かめて欲しい…そんな気分(*´▽`*)


キャスト

夏美:佐津川愛美

マキ:谷村美月

理沙:芳賀優里亜

美香:東亜優

鉄男:波岡一喜

京子先生:伊藤裕子

長塚先生:並樹史朗

マキの父:飯島大介

マキの母:水沢有美

夏美の母:吉行由美

夏美の父:小西博之

春美:三船美佳

死神:奈佐健臣
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2010/02/13(土) 20:04:17|
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 『海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ』  太田隆文 (監督)  佐津川愛美 (主演女優)  谷村美月 (主演女優)  芳賀優里亜 (主演女優)  東亜優 (主演女優)  波岡一喜 (男優)  三船美佳 (女優)  2006年制作  ☆ [画像] 現在売り出?...
  1. 2010/02/15(月) 23:24:01 |
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【DVD】海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ

■動機 「555」以降の芳賀優里亜を追って ■感想 この映画を見たことがあるというのが後々意味を持つ・・・かも? ■満足度 ------- おいとき ■あらすじ 昔ながらの風情を残す和歌山県田辺市の町で、ある日、自動車事故が起こる。この事故でクラスメイト...
  1. 2010/02/16(火) 00:29:19 |
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