中川ホメオパシー 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

松田龍平 西島秀俊 / 蟹工船

地獄大使
ワケもなく地獄大使


『蟹工船』

《あらすじ》
カムチャッカ沖で蟹を捕り、船上で加工缶詰を作る蟹工船の博光丸。 そこで働く労働者
は、監督・浅川(西島秀俊)の暴力と酷使に耐えながら、低賃金で重労働に従事していた。 
そんなある日、新庄(松田龍平)をはじめとする労働者たちは一斉に蜂起し、支配する者
に立ち向かおうとするが…。 原作・小林多喜二、監督&脚本・SABU


《極私的見解》

プロレタリア文学の旗手、小林多喜二の代表作=『蟹工船』が、およそ80年の時を
経てスクリーンに甦った!ってカンジの今作。 つうかプロレタリア文学とかって超懐か
しいですよね。 自分、高校ン時に地歴公民の中から日本史を選択してたモンですから、
なんか必死になってこの単語を丸暗記した記憶がございます。 その程度の認識ですか
ら勿論原作は未読。 ただ単に谷村美月ちゃんが出てるからっつう浅はかな理由でこの
たび鑑賞に至ったワケですが…うーん、どうなんだろ。  全然つまんなくはないけど、全
然胸を打つものも無かったというか。 うむむ。

・ 過酷な労働を強いる現場監督・浅川役に西島秀俊。 目の下辺りに特殊メイクで傷痕
をつけたりするのはちょっと演出過多なんじゃないの? などと思いながらも、妙に西島
秀俊
にしっくり来る役ではありましたね。西島秀俊の目はね、ありゃサディストの目です
よ。  あの死んだ魚のような目つきで『テメェ等にはクソ場の紙ほどの価値もねぇんだよ
!』とか非道いセリフをバンバン吐くんだもん。 マゾっ気のある女性とかにしてみれば、
コタエラレナイものがあるんじゃないでしょうかね。 フフ。

・ そんな暴君・西島秀俊の腰巾着的なポジションでキャンキャンとわめき散らしている
ヤクザ役に、大人計画皆川猿時。 つうかアレですよね、皆川猿時と 今作の主役
である松田龍平の組み合わせって、どっかで観た事あるなぁとか思ったら、『恋の門
で共演してたんでしたっけ。 恋の門…色んな意味でディープな作品でしたよね。 さら
に言っちゃえば松田龍平新井浩文っつう組み合わせも『青い春』のコンビだったりし
て、何だか妙に既視感めいたキャスティングではありました。

柄本時生TKO、そして山本浩司 などなど、いかにもって感じの“ブルーカラー顔”
がズラリとガン首を揃える中にあって、高良健吾の見目麗しさが段違いで際立ってお
りました。 でもさ、高良健吾の妄想シーンの中にしか谷村美月たんが出てこなかっ
たのには正直ガックリ。 しかも総出演時間が1~2分程度の激チョイ役。 何だよもう。

・ 『人生を安売りする者に、人生はそれ以上の支払いはしない!』っつう松田龍平の一
言は、けだし名言だと思います。 で、こんな感じで労働者を巧妙にアジりながら、ストラ
イキ決行へと至るワケですが、こん時に労働者全員で同じシンボルマークを施したバン
ダナを巻いたのは いただけなかった。 なんだか販促用のグッズみたいで、途端に安っ
ぽく見えてしまいました。

SABU監督は『現代を生きる若者すべてに贈る』と鼻息を荒げていたそうですが、僕
もギリギリ現代を生きる若者なんスけど、どうにもこの映画は胸に響かなかったなあ。 
メッセージどうこうっつう以前に、上述した様々な要因(西島秀俊の大げさな目の下の
キズや、シンボルマーク入りのバンダナ等)が、物語からリアリティを殺いでしまってい
るように思えたのです。 それと、劇中の労働者達は、超過酷とはいえ仕事にありつけ
ているワケで、働きたくても働き口の無い、超就職氷河期の真っ只中を往く現代の若
者が抱える苦悩とは、根本的に種類が違いますよね。 だからイマイチ共感できなか
ったのかもしんない。 まぁでも、西島秀俊に大声で怒鳴られたり蹴飛ばされたりした
いっつうイビツな願望を抱いた女性の方々には激しくオススメの一本でございます♪ 



《キャスト》

漁夫・新庄:松田龍平

監督・浅川:西島秀俊

雑夫・根本:高良健吾

漁夫・塩田:新井浩文

雑夫・清水:柄本時生

雑夫・久米:木下隆行(TKO)

雑夫・八木:木本武宏(TKO)

雑夫・小堀:三浦誠己

雑夫・畑中:竹財輝之助

漁夫・石場:利重剛

漁夫・木田:清水優

雑夫・河津:滝藤賢一

雑夫・山路:山本浩司

雑夫・宮口:高谷基史

ロン:手塚とおる

雑夫長:皆川猿時

役員:矢島健一

船長:宮本大誠

無電係:中村靖日

給仕係:野間口徹

中佐:貴山侑哉

釜焚き係・大滝:東方力丸

ミヨ子:谷村美月

清水の母:奥貫薫

石場の妻:滝沢涼子

久米の妻:内田春菊

和尚:でんでん

畑の役人:菅田俊

清水の父:大杉漣

久米家の通行人:森本レオ
スポンサーサイト

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2010/07/12(月) 01:28:57|
  2. 映画レビュー
  3. | トラックバック:13
  4. | コメント:0
<<赤塚真人 | ホーム | 松山ケンイチ 麻生久美子 / ウルトラミラクルラブストーリー>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://koumonkoumon.blog59.fc2.com/tb.php/299-ddbe5f29
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

蟹工船

叱咤激励ムービー。  
  1. 2010/07/12(月) 18:23:17 |
  2. Akira's VOICE

蟹工船/松田龍平、西島秀俊

原作は読んでませんけど監督がSABUさんだということでガチンコな社会派作品にはならないだろうなと思っていたら、何となく予想通りのあの劇場予告編。原作や社会性はあまり意識せずに観たほうが良さそうかなと思ったので特に予備知識は仕入れずに観ることにしました。 ...
  1. 2010/07/12(月) 18:23:22 |
  2. カノンな日々

蟹工船 (2009)

公式サイト。小林多喜二原作、SABU監督。松田龍平、西島秀俊、高良健吾、新井浩文、柄本時生、木下隆行、三浦誠己、木本武宏、竹財輝之助、利重剛、矢島健一。1953年にも映画化されており、新機軸でリメイク。
  1. 2010/07/12(月) 18:49:45 |
  2. 佐藤秀の徒然幻視録

蟹工船

監督・脚本: SABU キャスト 漁夫・新庄☆松田龍平 浅川監督☆西島秀俊 雑夫・根本☆高良健吾 漁夫・塩田☆新井浩文 雑夫・清水☆柄本時生 雑夫・久米☆木下隆行 雑夫・八木☆木本武宏 雑夫・小堀☆三浦誠己 雑夫・畑中☆竹財輝之助 漁夫・石場☆利重...
  1. 2010/07/12(月) 19:16:03 |
  2. あーうぃ だにぇっと

□『蟹工船』■ ※ネタバレ有

2009年:日本映画、小林多喜二原作、SABU監督&脚本、松田龍平、西島秀俊主演。
  1. 2010/07/12(月) 22:08:17 |
  2. ~青いそよ風が吹く街角~

『蟹工船』(2009)/日本

監督・脚本:SABU原作:小林多喜二出演:松田龍平、西島秀俊、高良健吾、新井浩文、柄本時生、木下隆之、木本武宏、手塚とおる、皆川猿時公式サイトはこちら。<Story>カ...
  1. 2010/07/12(月) 23:11:38 |
  2. NiceOne!!

蟹工船2009

反撃!!!!ーーーーーー! 上映最終日これまた滑り込みーーーーー。ようやく「蟹工船」鑑賞しました。今何故に?「蟹工船」がブレイクなのだろ?とよく考えたら、社会が抱える深刻な失業事情が、この作品を呼び起こしたわけだった。考えるともう何年も前からそんなに選...
  1. 2010/07/12(月) 23:29:39 |
  2. 銅版画制作の日々

蟹工船

蟹工船 [DVD]言わずと知れた小林多喜二の傑作小説の映画化だが、ポップな地獄絵図とでも呼びたいライトな「蟹工船」に仕上がった。カムチャッカ沖の船上で蟹の缶詰を加工する蟹工船で働く労働者たちが、過酷な重労働と横暴な支配者に対してついに立ち上がる姿を描く物語だ...
  1. 2010/07/13(火) 00:27:25 |
  2. 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子公式HP

蟹工船 SABU版

あくまでも今風だったが、吉と出たかは、微妙。
  1. 2010/07/13(火) 08:48:08 |
  2. 迷宮映画館

映画評「蟹工船」

☆☆★(5点/10点満点中) 2009年日本映画 監督SABU ネタバレあり
  1. 2010/07/14(水) 15:13:20 |
  2. プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]

「蟹工船」

「死ぬ話をするんじゃねえ、生きる話だ」監督・脚本:SABU原作:小林多喜二出演:松田龍平、西島秀俊、高良健吾、新井浩文、柄本時生、木下隆之、木本武宏、手塚とおる、皆川猿...
  1. 2010/07/15(木) 08:54:29 |
  2. 再出発日記

蟹工船 意外にもまともな映画だったが。(←失礼か!?)

【 38 -8-】 思いも掛けないある方からの突然の頂いた鑑賞券(ありがとうございました、昨日、見てきました)。 プロレタリア文学の代表作とされている小林多喜二の原作「蟹工船」、大昔、労働組合の先輩に無理矢理貸し付けられて読まされたがそのこと自体を覚えていない...
  1. 2010/07/20(火) 09:44:45 |
  2. 労組書記長社労士のブログ

見逃さぬテレビドラマ「女帝薫子」「Mother」「チーム・バチスタ2~ジェネラル・ルージュの凱旋」

   私の大学時代は正直言って、テレビドラマ番組なんて見る暇も無く、建築学科の恐怖の製図提出期限やレポート提出に重なり、各々の学生...
  1. 2010/08/18(水) 20:32:01 |
  2. 脳挫傷による見えない障害と闘いながら・・・
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。