中川ホメオパシー 

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オダギリジョー 香川照之 / ゆれる

パーマン
ワケもなくパチモン


どうも。 ギャグ漫画ゲリラ・中川ホメオパシーの電動コケシ担当、ブロッケンです。

西川美和監督・脚本による映画『ゆれる』を観ました。 素晴らしかった。

東京でカメラマンとして活躍する早川猛(オダギリジョー)が、母親の法事の為、久しぶりに
山梨の実家に帰省する。 その夜、猛は、兄・稔(香川照之)の経営するガソリンスタンドで働
いていた昔の恋人・智恵子(真木よう子)と再会、そのまま一夜を共にする。
あくる日、猛と智恵子と稔はドライブがてら渓谷へと向かう。 猛がひとり、写真を撮っている
時、智恵子がゆれる吊り橋から転落して死んでしまう。 その時、智恵子の隣りに居たのは
稔だけだった。 果たして、吊り橋の上で何が起こったのか…?というあらすじ。

この『ゆれる』というタイトル、『ゆれる吊り橋』にかかっているのはいうまでもなく、『裁判が
進むにつれて微妙にゆらいでいく、猛と稔の心模様』にもかかっているんですね。

退屈な田舎町を飛び出して、東京でカメラマンとして成功を収め、カネにも女にも何ら不自由
しない、『イケてる男』のサンプルの様な弟・オダギリジョーと、田舎のガソリンスタンドで働く、
誠実さだけが取り柄のような冴えない兄・香川照之のコントラストがあまりにもリアルで残酷。

智恵子の死後、稔が心の奥底に押し込めて、表に出さないようにしてきたルサンチマンが
一気に爆発するシーンがあるんですけど、稔のキモチ、分かるなァって感じです、ボク。

真面目にコツコツやってる人間が必ずしも報われないのが、世の悲しい常ですが、その不条
理から解き放たれて、束の間の夢や希望を垣間見せ、観客にカタルシスをもたらすのが、映
画の役割のひとつだと思います。  しかし、この『ゆれる』にはそういったカタルシスは皆無。

にもかかわらず、この作品が多くの観客に賛辞をもって迎え入れられたのは、人間の弱く儚い
絆のゆらぎが、誰にも身に覚えのある痛みとして、共感を喚起したからではないでしょうか。

…話がいささか観念的になってまいりましたので、ここら辺でやめときますが、この『ゆれる
は、予定調和のハッピーエンドに向かって収瞼していく娯楽映画では味わえない、ズッシリと
した感慨を得る事の出来る、数少ない傑作だと思います。  ぜひとも。



キャスト

早川猛(弟) (オダギリジョー)

早川稔(兄)(香川照之)

早川勇(父)(伊武雅刀)

岡島洋平 (新井浩文)

川端智恵子 (真木よう子)

丸尾明人検察官 (木村祐一)

船木警部補 (ピエール瀧)

裁判官:田口トモロヲ

早川修弁護士(勇の兄) (蟹江敬三)
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2009/09/05(土) 11:30:09|
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